「凍りこんにゃく」とは三百年以上前から作られているこんにゃくの保存食。「幻の凍りこんにゃく」とも呼ばれています。昔、戦争時の兵隊さんの保存食としても用いられていました。食物繊維・カルシュウムが豊富、胃腸の調整、ダイエットにも最適です。

「凍りこんにゃく」の歴史およそ三百年前、当地のお寺の和尚が壇家の法事に行き、ご馳走をもらってお寺まで帰って来て、酒のせいもあったのかうっかりご馳走を飛び石の上に落としてしまった。夜も更け、寒さも厳しかったので片付けは明朝にと思い寝てしまった。翌朝見てみると飛び石の上で凍ったこんにゃくがあった。これを料理に使ってみると非常においしかったことから当地に「凍りこんにゃく」の普及に努め、大正十三年頃には製造家四百六十人、仲買人三十人にもなり凍りこんにゃく組合まであった。